iMacの画面が突然真っ白になって、そのままフリーズ.
この症状は何だ??? ネットで検索を試みるとどうやらグラフィックボードがダメらしい。
わたしの iMac は、27インチのMid 2011 という年代ものなのだが、そもそもこのバージョンの機種はAppleから正式に、グラフィックボードのリコールが出てるんですよね。でもとっくにサポート期間は過ぎているのでダメなんだけど……その上、過去に自分で改造しちゃってるので論外。
気を取り直して最速最安の方法がこれ
「GPUのリフロー」
一か八かの方法であるが、成功例もある。簡単に言えば、基板(グラフィックボード)に一定以上の熱を加えて劣化した半田を復活させようという、何ともアナログ的な手法だ。
で、まずはMacをバラす。
バラしました。
そうです、Macはものの5分でこんな姿に……なりま……せん。
実際は2時間ほどかかっています。メインボードまで取り外さないとグラフィックボードは外れません。わかる人はわかるんですが、中央にあるのはSSDです。その昔HDDとこいつを自力で換装しております。こういう事をすると、もれなくりんご社からそっぽを向かれます。
さて本題。
メインボード(ロジックボードというのが本来の呼び名)からヒートシンクごと取り外してグラフィックボードだけを外します。熱伝導グリスがたっぷりと付いていますなあ。
AMD Radeon HD 6970M 1024 MB が、お名前です。
そして、泣く子もだまるヒートガンの登場。
コアに向けて250℃の熱風を5分、3分冷ましたら、また250℃で熱します。調子に乗って、こんがりきつね色になるまで焼いてはいけません。コアからの距離と加熱時間はプロではないので参考にしてはいけません。あくまでもネットに転がっている情報を自分なりにやっちゃったノリなので、俺には神が宿っているという中2の方にオススメです。
これで復活と思いきや、元気を取り戻したのもつかの間、3日経った夜。
ネットにつないでグーグルさんと遊んでいると
画面に稲妻が走り、画像は天地に割れ、嵐を呼び、再び朝が来ることはなかった。
まあ早い話、また壊れたという事です。結果、グラフィックボードを交換する事にしました。
左側が届いたその品物。当然 iMac のものではないのだが、AMD製の同型であり、BIOSをMac用に書き換えてあるらしい。
彼の国から届いただけでも御の字なので、動作するかはお楽しみ。
分解組み立てで葛藤する事3時間、スイッチオン!
……!?……おお、起動した!
RAMの容量も1024MBから2048MBへグレードアップ!
Photoshopで作業中、1度おちたが、その他は問題なく使用中。このブログも交換後のiMacからのアップロード。このままずっと壊れないでね、iMac 。