棚田と空

季節を肌で感じる田舎です

当たり前ですが、冬は寒いです。

いま、外は雪が降っています。今年は例年より寒さが厳しいそうですが、毎年このフレーズを耳にしている気もします。

冬の寒さや夏の暑さ、春のあたたかさや秋のもの悲しさを肌で感じる田舎に、わたしは住んでいます。いわゆる里山です。

「自然豊かで良いですね」「時間がゆっくり流れているよね」なんて、言われたとか言われていないとか・・・。

自然が近いのは確かですが「良い」ことばかりでは、ありません。いま窓から見える雪もそうですが、雪景色に癒されるなんて言っているうちにどんどん積もって、明日の雪掻きを想像してしまいます。

つまり「つらい」事と表裏一体なのです。

雪掻きをしていて、ふと気づいたのですが、雪掻きに飽きて、雪だるまを作ったことがあります。子供の遊びの様におもいますが、実は意味があるのかと。

雪だるまを作るとき、転がした軌跡は、完璧ではないにせよ雪がなくなります。そして雪を一箇所に集めることができます!

なんと、雪掻きと同じ効果があるのです。しかも子供の遊びとして、プラス、鑑賞する楽しみもついてきます・・・すごい!

つらいことも楽しみに変える考えは見習わなければいけない。

自然との共存に季節を感じるのは、もちろんですが、田舎には、いろんな行事が残っている(あくまでも私の住んでいるところの話で、全国一律ではないですよ)ものです。その行事がやってくることで、春だ、夏だ、年明けだ、と、なるわけです。

行事の是非はともかくとして、脈々と受け継がれてきたものには、なんかこう、それなりに意義があるんだろうと思ってしまいます。ふわっとしてるけど。行事の中身は、ほぼ神仏に関わることなんですけどね。

まあ、都会にいてもバレンタインだ、クリスマスだ、最近ではハロウィンだとかイースターとかありますが、商売と直結してる気がしますよね。でも、もとは神様の話でしょ、これ。

なんか話がそれましたが、田舎なんていやだーって思ってた時期もありましたが、損得ぬきで酸いも甘いもわかってくると楽しいとおもう今日この頃です。